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生まれてきた赤ちゃんは、病気に対する自分自身の免疫がまだありません。この時期はお母さんからもらった免疫で生活しています。しかし、お母さんからもらった免疫は永久的な物ではありません。徐々に自分で免疫をつけるしかありません。
予防接種の目的は、無毒化、もしくは弱毒化したワクチンを接種して、その病気に対する免疫を作ることです。赤ちゃんは生後3ヶ月頃になると、予防接種が目白押しになります。任意と定期とがあります。
まず、一番最初に受ける予防接種は殆どの赤ちゃんは、BCG(結核)です。3ヶ月から4ヶ月の健康診断の時に一緒に打つことが多いです。それが終わると、3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)を3回、ポリオを2回(春と秋)受けます。
冬になると、この間にインフルエンザワクチンも任意で入ってきます。最近ではHibワクチンも合間を見て打つことが多いでしょう。
1歳頃になると、麻疹(はしか)・風疹のワクチンを受けます。その後、任意で水疱瘡やおたふく風邪を受けます。
ここまで来ると予防接種は一段落になります。あとは追加で3種混合、麻疹などを受けていくことになります。
予防接種に関してのスケジュールは、赤ちゃんの状態を見ながら小児科の医師に相談しましょう。個人的には母親の免疫が切れる頃までに3種混合とポリオの1回目が終わることが出来れば、後がスムーズかな?と思ったりします。